2020.10.6
「生き物に学ぶ賢いドローンVR展」開催中 ——技術史・研究内容・実験設備をWEB公開
千葉大学大学院工学研究院附属インテリジェント飛行センター(CAIV)は、「生き物に学ぶ賢いドローンVR展」をウェブサイト上で公開中です(URL: https://caiv.chiba-u.jp)。CAIVで開発した技術や関連する航空及びロボット技術史の展示を、合同会社Advalayの協力のもと、4K3D対応カメラのMatterportで撮影し、バーチャル空間上に再現しました。PCやタブレットを通して、実際にその場にいるかのような臨場感で見ることができます。
インテリジェント飛行センターの展示と設備を3Dビューでご覧頂けます。
展示資料を個人利用以外の目的でご利用になる場合は、お問い合わせ下さい。
展示の見どころ
【展示室】CAIVの技術と関連技術史を紹介しています。パネルで見る年表や研究成果、研究に関する様々な模型などを展示しています。また、千葉市のご協力により、稲毛民間航空記念館からお借りした飛行機の模型も見ることができます。
【風洞室】実験室として実際に利用されている部屋を隅々まで鑑賞することができます。筒状の設備は、乱れの少ないゆっくりした風を起こす回流型低速風洞です。自然環境に近い風速で安定した実験ができるのが特徴です。
【動画コンテンツ】VR展示会場で再生できる動画コンテンツは随時更新される予定で、訪れる度に新たな発見があるよう工夫しています。
インテリジェント飛行センター(CAIV)について
CAIVは、日本初のドローンに特化した大学内研究所として、2019年10月に千葉大学に設立されました。ドローンの機能は近年劇的に進化し、飛行も安定しています。しかし、災害医療や救助の現場、点検が必要な狭い空間、物流・農業・林業などの現場で活躍するための様々な課題を克服する必要があります。CAIVではこうした課題の克服に寄与するため、自然界の生物を手本に持続可能な技術を生み出す「生物規範工学」、これまでにない新しい「人工知能」、未来志向の「人材育成」を加えた3つの軸を基に、しなやかで強く、環境のことを考えた技術開発を進めています。
CAIVセンター長からのコメント(大学院工学研究院 劉 浩 教授)
このVR展は、ドローンに関連するロボティクスと航空の歴史、技術に関心のある高校生や企業の方々のために企画しました。CAIVでは現在、ドローン分野の教育研究に特化した社会人ドクターを含む博士後期課程を設けており、世界の熾烈な競争に勝てるような若手人材育成を目指しております。これから空の産業革命を一緒に目指していただける仲間が増えることを願っております。
PDF版ニュースリリース
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お問い合わせ
広報担当:田中email: saori.tanaka@chiba-u.jp
tel: 043-290-2943